フォルクスワーゲン(VW)の移動サービス会社モイア(Moia)は電気自動車によるサービスを開始予定

フォルクスワーゲン(VW)の移動サービス会社モイア(Moia)は、ハンブルグからライドプーリングサービスを開始する。コミュニティバスとタクシーの間のような乗り物である。これは人が運転するものであるので利益は出ないものであるが、将来の自動運転に向けてシステムを熟成するうえで重要なものである。自動運転化された場合には大きな利益が見込めるものである。<Automotive News Europe

記事の概要

フォルクスワーゲン(VW)の移動サービス会社モイア(Moia)は、ハンブルグからライドプーリングサービスを開始する。

ライドプーリングサービスとは、

顧客がアプリを通じて予約(車両と費用を予約前に表示)

⇒プーリングアルゴリズムが、自動車の乗車人数を最大にしてう回路を最小にするように、乗客をグループ化

⇒プーリングアルゴリズムに沿って乗客をピックアップして目的地に送迎

とされている。

今回のサービスは、

6人乗りの電気自動車ミニバスを用いる。
航続距離:300km
充電時間:30分(80%の容量)

ハンブルグでは200台の車両からサービスを開始する。
⇒数年後に1,000台まで拡大予定である。

モイアが運転を行う場合のみでなく、サービス運営者や地方自治体に対してもサービスを提供する。

2025年までにヨーロッパと米国の都市で100万台の車でサービスを実施する計画である。

としている。

発表に際して、モイアのCEOであるOle Harms氏は、

渋滞、大気汚染、騒音、宇宙の不足などの交通問題の解決策を提示したい。

プール新しい考え方ではありませんが、プールの効率と顧客の快適な移動を両立させたい。

モイアは世界で3つの最大のモビリティプロバイダーの1つであり、数年後には数億ユーロの収益を上げることを目指している。

と語っている。

考察

この車両は自動運転車両ではない。

当然のこととして運転手が乗車した車両である。

ただし、将来的に自動運転になることが前提のシステムである。

そうでないと、人件費で利益が出ないことになる。

モイアは現状でライドプーリングサービスを根付かせて、自動運転車両の投入時にスムーズに移行できるようにシステムを熟成させるつもりなのである。

また、車両も考えられており、一回走ってきたら30分の充電で、もう一度回ってこられるようにしている。

これも、将来の自動運転ミニバスの運用を考えているものと思われる。

ちょうど、コミュニティバスとタクシーの間のような乗り物である。

欧州では都市部での自動車流入を抑える方向で検討が進められており、都市部での移動手段としてこの方法は有益であると思われる。

現状では人件費で赤であったとしても、自動運転が実現した場合には大きな利益を上げる可能性があると思われる。

中野技術士事務所